2012年10月30日火曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会[決勝1]

無事に修理を終えたはやぶさ君をスターティンググリットに並べます。
スタート順位は予選ラップタイムで決まります。
「がんばれ!はやぶさ君」は、まだまだ走るスピードが遅いので、スタート順位は後ろの方。
とはいえ 、後ろの方は予選をトラブルで走れなかった上位チームが並んでいる時もあるので、スタート直後の速度差で混乱が起こる事が予想されます。
周りの車をチェックしながら周辺の車も確認しておきます。

スタートまでの時間も少ないので、直ぐに車に乗り込みカウルを被せ、スタートまでスイッチの操作順を再確認しておきます。

カウルを被せると周りの雑踏から切り離され、服が擦れる音が聞こえるくらい、驚く程静かな空間になります。
色々なモータースポーツをやってきましたが、スタート前のこの静けさは、アイドリングの無いEVカーならでは。

カウルを被せたとたん、車内の温度が一気に上がるので、感傷に浸っている場合ではありません。今度はスタート後に集中力を切らさない様に、事前に打ち合わせしておいた2時間走り切る為のペース配分など確認してスタートを待ちます。

スタート3分を過ぎ、スタッフ退去の放送。スタートまでのカウントダウンが始まった頃、またまた後ろから悲しいお知らせが•••。
「パン!! プシューーー」って随分近くで音がしたけれども、まさか自分?パンクですか??・・・続く。




2012年10月27日土曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会 [予選4]

修理が必要な箇所は、取り付け点の修理。
接着していたねじのボスが外れてしまっていました。
持ち合わせの工具、時間は限られているので最低限のしかできません。
接着をやり直す時間はないので、タッピングビスで固定する事にしました。

この取り付け方法は、過去に作ったフレームでやった事があったため
強度的にも問題はないでしょう。

4年も使用しているフレームで、経年劣化が出始めている可能性が考えられるので
今後は他の部分で注意が必要です。

リア周りは修理完了。走れる様になりました。・・・が

走行前の最終チェックで今度はフロントタイヤの亀裂を発見(汗)
 「こんなのあったか?」チームメンバーと確認。
トラブルの原因は出来るだけ無くしたいため、交換することに。
交換時間は5分。いままで何度もやってきたからね。メカニックありがとう。

スタートまでの時間内で修理、交換の必要な所は何とかなりました。
後は、2時間走りきる事。ドライバーの仕事です。
車をスタートラインまで運び、いよいよ決勝スタートです。





2012年10月26日金曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会 [予選3]

ピットに戻り車両点検、台風の影響で時間が早まっているため、通常の点検以外、出来る事は限られています。けれども、リアタイヤ周辺のトラブルは解消しておかないと2時間は走りきる事は困難です。
現象はタイヤとカウルの接触でハンドルを大きく切った時に出るので、先ずハンドル機構周辺、タイヤの取付点を点検します。特にハンドル操作よりもタイヤが多く曲がってしまう可能性のある部分を探します。
幸い原因は直ぐに見つかりました。
はやぶさ君は、コーナーを小さく曲がれる様にフロントタイヤだけでは無く、リアタイヤも曲げる事が出来ます。
このタイヤと車体の取り付け点が破損して、タイヤを曲げる操作の為のワイヤーケーブルだけでで支えられているではありませんか!!
どうやら、これが原因でタイヤとカウルの接触が起こった様です。
直ちに修理と行きたいところですが、それ以外に壊れている部分が無いか点検します。
他の部分にも故障があり、修理をやり残すと決勝を走る事が出来なくなってしまうため、他の部分に故障が無い事を確認してから作業修理作業開始です。…続く

2012年10月24日水曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会[予選2]

一番初めにコースイン、最初の1週は走りながら、各部の点検です。
異常振動、異音が無いか、変な匂いがしないか、様子を見ます。
その後、計器類が正常に作動しているかチェックします。
勿論、ピットでも点検しますが、ここでは実際の負荷をかけた状態でのチェックになります。

2〜3コーナー過ぎたあたりでコーナー中に後方からタイヤとカウルの擦れる嫌な音が•••。
秋田のヘアピンの様なタイトなコーナーでは擦る事もありましたが、こんな所で、擦るモノか?と疑問。
舵角が大きい時に出るので、ステアリング機構周辺に何らかのトラブルがあるようです。その他の現象としては、
ステアリングが落ち着かない感じがありました。電流値には影響が出ていない事、カウルのズレも無い様なので、走行可能と判断。舵角を取りすぎない様にしながら、そのまま予選は走り切りました。
ピットに戻り車両点検すると、驚きの事実が・・・。続く

2012年10月23日火曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会[予選1]

9/30袖ヶ浦フォレストレースウェイにて行われたWEMGP第5戦。
台風が近づく中タイムスケジュールが1時間繰り上がる波乱のスタートでした。
天候はドライ、気温はそこそこありますが、雨が降るより遥かに良し。
ドライバとしては、暑さよりも前が見えなくなる雨が一番嫌なので、多少の暑さは我慢できます。雨が降ると本当に前が見えないんです。これはまた別の機会に。
車検、ドラミ(ドライバーズミーティング)を済ませると、いよいよ15分間の予選開始です。…続く

2012 NATS EV 競技会

仮エントリー終了、本エントリー手続き中