2012年12月25日火曜日

2012WEM参戦記録

さて、2012年も押し迫ってきましたが、今年の戦績など書いてみようかと思います。
私くまがえは、レース中ラップタイムを計測しつつ電話でドライバーと連絡しつつ写真を撮るという、なかなか忙しい役割を果たしております。
前に書かれていますが、今年は4戦出場しました。

まずは’12WEM
雨のため予選は中止となり、本戦だけとなりました。
走行距離は53.6km 順位は28位/65台 でした。

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会
今年は2回行われました。まずは5月
この日はやたら天気良かったですね。初めてのコースだったこともあって思ったように走ることはできませんでした。
距離は21.9km 順位は12位/13台 でした。

同じく全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会 9月
トラブルは満載だったものの、5月に比べれば良い走りができました。
距離は43.8km 順位は14位/18台 でした。

最後は2012 NATS EV競技会
あいにくの雨の中、がんばって走ってくれました。
距離は26.6km 順位は24位/31台 でした。

今年見えてきた課題克服を目指し、来年も頑張っていきます。

2012年12月24日月曜日

新車開発

さて、新車開発に向けて活動再開です。
2014年のシェイクダウンに向けてとなりますがどのような形にするか・・・。

ざっとCADで形にしてみるとこんな感じになります。


作り方としては、大まかに
1、外を決める。
2、ドライバー周辺を決める。
3、周辺部品のレイアウトを決める。
4、フレーム形状を決める。
で進めます。

チームはやぶさのドライバーは体格が大きいので、比較的幅広な車両となってしまうため
高さを抑える工夫が必要になりそうです。
問題は、ドライバーの視界ですね。
かなり寝そべる形状になるので、ハンドル周りがお腹の上に来ると
視界の確保が厳しくなりそうです。
その時は、操作系を左右に分ける等、工夫が必要になるかもしれません。

2012年12月10日月曜日

2012WEMGP

2012 WEMGP
今年のエコノムーブも終了しました。
今年は新しいコースも入り、初めて1シーズン通して出場した年でした。

全7戦のうち、出場が4戦。今まで2戦だったので新コースの袖ヶ浦を2戦追加した形になります。

神奈川ー千葉間はアクアライン一本なので、比較的行きやすいです。
来年の開催も期待しています。

さて、「チームはやぶさ」の年間順位はと言うと・・・。
22位でした。(登録135台中)年間走行距離は146km。

今のフレームになってから、2009から3年間で240km程度だったので
その半分を1年間で走った事になります。

そのせいか、袖ヶ浦ではトラブル続発で大変な事になってました。
とは言え、それをどうやって乗り越えるかも、この楽しみの一つなのですが。

来年の車両をどうするか。
来年の秋田をどう戦うか。
今から考え始めます。
 

2012年12月9日日曜日

2012 NATS EV競技会 参戦記

11月23日(金)
千葉県成田市桜田にある日本自動車大学校(NATS)でEV競技会に参加してきました。
こちらでは、敷地内にサーキットがあり、様々なイベントが行われているそうです。
詳しくは、日本自動車大学校さんのHPを参照いただければと思います。

さて、我々「チームはやぶさ」にスポンサーが付く事となりました。
詳しくは後日レポートする事にしますが、新たなスタートとなります。

イベント当日は薄暗い中、空を見上げると曇り空。
天気予報ではこの日だけ雨マークが付く最悪のコンディションです。

雲が低く今にも雨が降り出しそうな空
エコノムーブにはエアコンやワイパーが付いていないため
雨が降るとスクリーンへの水滴、内部の曇りなどで視界が非常に悪くなり、衝突やコースアウトの危険が出てきます。
 なぜかエコノムーブは雨の大会が多く、非常に悩まされる点です。

パドックの様子
前日に雨対策はしてきましたが、なんと言っても一番注意する事は
ドライバーが服に水分を付けない事。
どんなに曇り止めをしていても、体に付いた水分が蒸発すると内部が曇ってしまいます。
手持ちの服を重ね着して、体に水分が付くのを防ぎます。

天気は曇りから雨に変わり、次第に激しくなってきます。
この時ばかりは、天気予報に外れてほしかったですね。

とうとう雨が降り出しました
 今大会から所属会社から、スポンサードを受ける事になりました。
それなりに、結果も求められるためプレッシャーではあります。
ESは「エンジニアリングソリューション」の頭文字
雨は激しくなるばかり。
タイムスケジュールを1時間繰り上げてスタートする事となりました。

雨の中のスタート
後ろの車両に懐かしさを感じます。


雨の中周回を重ねる「がんばれ!はやぶさ君」
前回の袖ヶ浦とは一転、トラブルも無く周回を重ねます。
記録としては、前半のペース配分が早く、バッテリの消費が多くなり過ぎとなった事と
コンディションのため、昨年と同等の周回数となりました。
トラブル無く走りきる事は大切ですが、 もう少し攻める必要があるかと思います。
来年の秋田へ向け、課題も残る大会となりました。




2012年12月3日月曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会[決勝3]

パンク修理も終わり、再スタート。
もう何も起こらないでほしい...。そうはいきませんでした。

袖ヶ浦は、WEMの中でも比較的起伏の多いコースです。
ホームストレート通過後にコース内最高地点へ到達し、その後最低点まで降りて行きます。
転がり抵抗も小さく、乗車姿勢も寝そべっているエコランカーでは
「降りていく」と言うよりも「落ちて行く」感覚です。

回生ブレーキで速度を調節しつつ、コーナー手前で回生を切り加速。
その勢いで次の上り坂を上るのですが、このタイミングが難しい。

スピード調整を失敗すると、コースアウト又はスピンとなってしまいます。
今回は後者でした。
他チームの車両と絡みながら速度調整していたのですが
ステアリング操作を誤りスピン。ゴメンナサイでした。

 損傷も無いので、コース復帰は出来ましたが
谷底からの復帰なので普段より電力を余計に消費してしまいました。

とはいえ、トラブルもここまで。

後は順調に周回を重ね、2時間走破する事が出来ました。
今回の課題としてエネルギーマネージメントがありましたので
きっちり2時間走る事が出来た事は大きな前進です。

次の大会へ向けて手応えをつかむ事が出来ました。
 袖ヶ浦のリザルトはこちら↓。

http://www2.ogata.or.jp/wem/wemgp/12wemgp/12gp5.htm

順位としてはまだまだですが、やれる事も沢山あります。
次へ向けて車両改良していきます。



2012年11月1日木曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会[決勝2]

とにかく、このままではスタートする事が出来ません。ピットと連絡を取り車両回収を依頼することに。
しかし、スタート直後のなので回収車もコースに入れません。
メカニックと連絡取り、回収を依頼。
コースの真ん中で止まっているのも危ないので、車を動かす為カウルを外します。
丁度停車位置側のピットウォールに居た「アヒルエコパレーシング」の方々に声を掛けて貰い、パンクを伝えるとオフィシャルと交渉、ピットウォールを超えるOKを取ってくれちゃいました!!
その上、車をピットまで戻す所まで手伝って頂きました。
本当にありがとうございました。
レース中はバタバタしていて、お礼が言えませんでしたので、この場を借りて御申し上げます。

さて、パンクの場所はと言うと…。
レース後にわかったのですが、バルブの側面がパックリ割れてました。

こんなこと、あるんですね。

とりあえず、チューブ、タイヤを交換。再スタートです。...続く。

2012年10月30日火曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会[決勝1]

無事に修理を終えたはやぶさ君をスターティンググリットに並べます。
スタート順位は予選ラップタイムで決まります。
「がんばれ!はやぶさ君」は、まだまだ走るスピードが遅いので、スタート順位は後ろの方。
とはいえ 、後ろの方は予選をトラブルで走れなかった上位チームが並んでいる時もあるので、スタート直後の速度差で混乱が起こる事が予想されます。
周りの車をチェックしながら周辺の車も確認しておきます。

スタートまでの時間も少ないので、直ぐに車に乗り込みカウルを被せ、スタートまでスイッチの操作順を再確認しておきます。

カウルを被せると周りの雑踏から切り離され、服が擦れる音が聞こえるくらい、驚く程静かな空間になります。
色々なモータースポーツをやってきましたが、スタート前のこの静けさは、アイドリングの無いEVカーならでは。

カウルを被せたとたん、車内の温度が一気に上がるので、感傷に浸っている場合ではありません。今度はスタート後に集中力を切らさない様に、事前に打ち合わせしておいた2時間走り切る為のペース配分など確認してスタートを待ちます。

スタート3分を過ぎ、スタッフ退去の放送。スタートまでのカウントダウンが始まった頃、またまた後ろから悲しいお知らせが•••。
「パン!! プシューーー」って随分近くで音がしたけれども、まさか自分?パンクですか??・・・続く。




2012年10月27日土曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会 [予選4]

修理が必要な箇所は、取り付け点の修理。
接着していたねじのボスが外れてしまっていました。
持ち合わせの工具、時間は限られているので最低限のしかできません。
接着をやり直す時間はないので、タッピングビスで固定する事にしました。

この取り付け方法は、過去に作ったフレームでやった事があったため
強度的にも問題はないでしょう。

4年も使用しているフレームで、経年劣化が出始めている可能性が考えられるので
今後は他の部分で注意が必要です。

リア周りは修理完了。走れる様になりました。・・・が

走行前の最終チェックで今度はフロントタイヤの亀裂を発見(汗)
 「こんなのあったか?」チームメンバーと確認。
トラブルの原因は出来るだけ無くしたいため、交換することに。
交換時間は5分。いままで何度もやってきたからね。メカニックありがとう。

スタートまでの時間内で修理、交換の必要な所は何とかなりました。
後は、2時間走りきる事。ドライバーの仕事です。
車をスタートラインまで運び、いよいよ決勝スタートです。





2012年10月26日金曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会 [予選3]

ピットに戻り車両点検、台風の影響で時間が早まっているため、通常の点検以外、出来る事は限られています。けれども、リアタイヤ周辺のトラブルは解消しておかないと2時間は走りきる事は困難です。
現象はタイヤとカウルの接触でハンドルを大きく切った時に出るので、先ずハンドル機構周辺、タイヤの取付点を点検します。特にハンドル操作よりもタイヤが多く曲がってしまう可能性のある部分を探します。
幸い原因は直ぐに見つかりました。
はやぶさ君は、コーナーを小さく曲がれる様にフロントタイヤだけでは無く、リアタイヤも曲げる事が出来ます。
このタイヤと車体の取り付け点が破損して、タイヤを曲げる操作の為のワイヤーケーブルだけでで支えられているではありませんか!!
どうやら、これが原因でタイヤとカウルの接触が起こった様です。
直ちに修理と行きたいところですが、それ以外に壊れている部分が無いか点検します。
他の部分にも故障があり、修理をやり残すと決勝を走る事が出来なくなってしまうため、他の部分に故障が無い事を確認してから作業修理作業開始です。…続く

2012年10月24日水曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会[予選2]

一番初めにコースイン、最初の1週は走りながら、各部の点検です。
異常振動、異音が無いか、変な匂いがしないか、様子を見ます。
その後、計器類が正常に作動しているかチェックします。
勿論、ピットでも点検しますが、ここでは実際の負荷をかけた状態でのチェックになります。

2〜3コーナー過ぎたあたりでコーナー中に後方からタイヤとカウルの擦れる嫌な音が•••。
秋田のヘアピンの様なタイトなコーナーでは擦る事もありましたが、こんな所で、擦るモノか?と疑問。
舵角が大きい時に出るので、ステアリング機構周辺に何らかのトラブルがあるようです。その他の現象としては、
ステアリングが落ち着かない感じがありました。電流値には影響が出ていない事、カウルのズレも無い様なので、走行可能と判断。舵角を取りすぎない様にしながら、そのまま予選は走り切りました。
ピットに戻り車両点検すると、驚きの事実が・・・。続く

2012年10月23日火曜日

全日本袖ヶ浦EVエコランレース大会[予選1]

9/30袖ヶ浦フォレストレースウェイにて行われたWEMGP第5戦。
台風が近づく中タイムスケジュールが1時間繰り上がる波乱のスタートでした。
天候はドライ、気温はそこそこありますが、雨が降るより遥かに良し。
ドライバとしては、暑さよりも前が見えなくなる雨が一番嫌なので、多少の暑さは我慢できます。雨が降ると本当に前が見えないんです。これはまた別の機会に。
車検、ドラミ(ドライバーズミーティング)を済ませると、いよいよ15分間の予選開始です。…続く

2012 NATS EV 競技会

仮エントリー終了、本エントリー手続き中